ブログタイトル

アーマルドは パワージェムを つかった!

化石ポケモンにパワージェム下さい。モブ(@XXXrhsx)の雑記になってます。

種族統一で「ためになったこと」をまとめたいというお話

 つい先日、画像にフィルターをかける方法がわからなかった。仲間大会のルールとかの画像によく見られる背景画像の作り方をまったく知らなかったのだ。情弱。ggrks。結局その後、ミカンさんやもーとさんに聞いて事なきを得た。

 こういう、何気ないが「ためになったこと」をたくさん知りたくなった。

 さて、「教育技術法則化運動」というのをご存じだろうか。ざっくり言うと、『医者や大工は「治す」や「モノづくり」の技術があるんだから教師にも「教える」技術があって当然だろ』、というものだ。地域や学校など一個人の技術として歴史から消え去っていくのはもったいない。せっかくこういう上手い教え方があるんだから、みんなで共有しないか?ということを大体40年くらい前とかにやっていたのが、「教育技術化法則運動」である。*1

 

 種族統一も大体はそうだ。7世代からの新人であるため昔は知らないが、今は各々が勝手に配信や大会などを行うものである。つまり、学校での一教師の教え方と同じく各人の技術が埋もれていっているのである。種族統一論文のように自身の研究結果や心意義や成功例を複数人分まとめて語る場はほとんど存在しない。しかし、仲間大会の曜日や宣伝方法、画像の作成の仕方などは、他者へと共有できるものではないだろうか?これからの後進は知っておいて損ではない情報なのでは?

 別にこれは種族統一に限った話ではなく、仲間大会の主催としての画像作りや日常の振る舞い方、ツイキャスに人を呼ぶ方法、オフ会の開き方や注意点などなど、色んなポケモン活動にも言える(もっと拡大解釈もできるが、今回は種族統一界隈に限った話とさせていただく)。どうすれば成功するか、というテンプレートの共有は人間の文化的活動全般から見て有効でありポケモンの仲間大会で成功しているなどの原因は「人からこういういいやり方を聞いた」ということが大半なのではなかろうか。

 

 今までの種族統一での色々な活動は個人に聞いたり、見たことある他人のやり方を真似る、というものだった。この「他の人のやり方」をまとめたものを見ることができたら、8世代でも一大ムーブメントになるのではなかろうか。いや、既になっている!!!!!!成功例を我々は見ているのである!!!!

repeatballtierdb.web.app

 もう知っているであろう、リピボ級DBである。簡単に説明すると、Twitterに載っている種族統一のレンタルパーティを記録しているデータベースである。他の人が作った種族統一のパーティを借りることが主目的であるが、種族統一パーティの作り方という「他の人のやり方」を調査することができるのである。こういう統一は弱点保険があったほうがいい、いや珠の方がいい、という成功例をまとめていると言っても過言ではない。さすがぐんそーさんである。*2

 

 「教育技術法則化運動」では、技術を論文にして集めて雑誌とした。その技術だが、「跳び箱をクラス全員が成功できるような教え方」といった丸々1本の授業内容から、「バス旅で盛り上がるゲーム4選」のような些細なことまでまとめられている。つまり、「ためになったこと」はどんなに小さなことでもいいのである。また、応募したのは勤務30年以上のベテランから新任の教師まで幅広い年齢層であったという。さらに、応募してきた本数は1人あたり1本から115本以上書いた人までいたという。すなわち、経験年数や数の多寡すら問わなかったのである。これを種族統一界隈で行ってみたい。例えば筆者が画像のフィルターのかけ方を知ったような、教師の”技術”にあたるものは、種族統一で何かをした際の「ためになったこと」に相違ない。『種族統一論文』は論文形式で提出を求めている。これをもっとハードルを下げた形で「ためになったこと」を募ってまとめることができれば、種族統一界隈にて「○○をしてみたい」という後進の参考になる心強いサイト等が出来上がるのではなかろうか?また、後進が行った新たな試みをベテランが知ることもできるので、今後「○○をする」際のブラッシュアップにどんな年齢でも参加できるのである。

 種族統一界隈程度であれば私は無名ではないため*3、何かしら技術を募ることができるかもしれない。技術として思いついた一例を挙げると、「Twitterで敵を作らない交流の仕方」「現実でずっとポケモンを推し続ける体力」「ガチも種族統一も対戦モチベを維持する方法」「別ゲー配信とポケモン配信モチベの両立方法」「種族統一フレ戦放送運営術」「種族統一仲間大会成功術」「過去のオフ会から見る種族統一対戦オフ会秘訣例」「オフ会で会ってもいい人の見分け方」「周回プレイのチャート概略」「色粘り時のモチベ維持」「ポケモンイラスト上達術」「低浮上、一年に一度程度の参加でも種族統一勢と名乗れる方法」となどが考えられる。*4種族統一をやる層にとって日常的にもイベント的にも美味しい技術を文章にして残したならば、ポケモンが第13世代とかまで進んでも種族統一という文化は連綿と(そしてより健全に)続くのではないだろうか。*5

 

 「ためになったことをまとめたい」と何度も繰り返してきた。しかし、これは「私が主軸となって行いたい」ものではない。最初に『こういう、何気ないが「ためになったこと」をたくさん知りたくなった。』と書いた。そして本稿では、小さなことでもいい、皆で持ち寄ってよりよいやり方を学ぶ場があるといい、という話をしてきた。つまり、これを行うのは画面の前の皆と私とである。

 このブログの筆者、モブという生き物は、この記事で初めて脚注の使い方を知ったり、「まとめたい」と言いながら同人誌出版のやり方もサイトの作り方も1ミリも知らない未熟者である。今も、誰かが「ためになったこと」をまとめるやり方を教授してくれたり、誰かがサイトを開設してくれたり、そういうことが起こらないかなぁ、などと伏臥している始末である。もし主導してくれる人がいれば是非ともお手伝いしたい。とりあえずは考え方だけ提示して、それが誰かの灯になればと思いながら筆を置くこととする。

 

*1:一応ポケモンの、それも小さい界隈への記事なので、この運動がいいことかどうかといったような批判などはしない。が、せっかくなので TOSSランド (toss-online.com) という今もその運動を引き継いでいるサイトを紹介しておく。

*2:やはりこの手の活動はぐんそーさんが第一人者ととって構わないだろう。6~7世代では 種族統一学会論文誌 | ShuzokuTouitsuJournal (sergeant118.github.io) (BOOTHにて無料でpdf版もあるので是非どうぞ)、8世代では ポケモン / 種族統一 Advent Calendar 2020 - Adventar をまとめてくださっている。色々書かれている成功例や対戦から導き出される研究結果、初心者を引き込むための漫画など、今見ても使える知識がまとめてあるというのは「何をすれば上手くいくのか」を後進でも学べるいい機会である。

*3:無名ツイッタラーの私が、ポケモン界隈全体に「仲間大会の作り方でこれはよかったという技術を教えて下さい(過去に100人以上の参加者を作れた大会運営案)」と募っても仕方ないだろう。種族統一という狭い界隈に限っているのはこのためである。(こういう試み自体は面白いので誰か実況者に持ち込んだりAPPDATEみたいな文章サイトに頼むのもいいかもしれない)

*4:それぞれ誰にやってもらいたいかを考えながら挙げた例である。以下反転、敬称略でこっそり挙げる。(らくとせ、ayuy)(幸、あみるん)(ミカン、はばきり)(チイセ)(おにく、凸脇)(ayuy、やまむん)(ぐんそー、nizi)(もーとくん、Hえいじ)(らくとせ、こーてぃ)(カビ丸、ミクロ)(餅田、ミクロ)(みなり、いっちー)

*5:もっとも、今の世の中は技術の進歩の速度が著しく、悟り世代やWiiU世代などの”世代”が小さな年数で刻まれるせいで世代間交流が逆に希薄である。未来の子供たちに繋げる石油資源使わないだのSDGsなんて言われても「今の俺がよければそれでいい」としか思わないのが普通だろう。それでも、文化継承というのは生物の役目/進化の歴史であり、人間は血縁でもないのに文化を繋ぐことができる数少ない動物である。その希少なアドバンテージを趣味の世界だけでも活かしてみるのはいかがだろうか。