タイトルでオチていますが、今後何か化石関係の大会を開く際に必要な情報を得たこともあったので投稿します。
以下、いつも通り常体敬体入り混じった書きやすい形で書き殴っているので読みづらいところはご容赦下さい。
むかしエビ1on1って?
簡単に説明するならば、ダイマ持ち物無制限で過去作技禁止のアノプス1体同士のバトル。NNも表示されるせいで心理戦をも楽しめる可能性もある、変わった対戦会でした。
↓こちらから。PVもあります。大会終わった今だと、フレンドガードまとめやがむしゃらまとめとかがちゅーいさんのブログで読むべき情報だと思います。
【剣盾/仲間大会】むかしエビ1on1 エントリー開始のお知らせ【最強アノプス復元杯】 : ちゅーと半端なジグリパフ (livedoor.jp)
主催からの結果はこちらです。
【剣盾/仲間大会】むかしエビ1on1 大会順位・PVのエビ紹介 : ちゅーと半端なジグリパフ (livedoor.jp)
そもそもアノプスについて
45-95-50-40-50-75 いわ/むし カブトアーマー/すいすい 経験値60万タイプ
アーマルドの進化前、ツメのカセキから復元される化石ポケモン。鋼/岩/水が弱点で、ノーマル/毒を半減する、耐性が微妙なタイプのポケモン。(進化後のアーマルドは、イワパレスが7世代からA105に上昇してさらに立場が脅かされたと同時に、タイプのすいすいアタッカーとしてSが負けているアノプスにも怯えているポケモンである。)
恐らく世間で一番メジャーな認識をされているアノプスは、ルンパッパより早いのでカイオーガを倒すためのルンパッパのメタとしてハリーセンと共に名を挙げているポケモンという姿である。アーマルドよりもアノプスのほうが対戦経験あるという人のほうが多いのではなかろうか。(本当か?)
さて、そんなアノプスだが、3世代のコンテストにおいても有名であった。復元したてのアノプスはどろあそびとみずでっぽうを覚えているのだが、3世代ではその2つがかわいさコンテストのお手軽コンボ技として重宝されていたため、こいつがかわいさコンテストではハリーセンと同じくらい有名だった、とのことである。
※ただし、上記のコンボは6世代では消えているので、6世代のかわいさコンテストを今から行うのであれば、恩返しと水鉄砲を交互に撃って普通に点数を集めるのがおススメである。僕も今回アノプスを育てる際に知った事実なので気を付けてほしい。
仲間大会に対する事前考察
僕の脳みそだと、型同士の三すくみが発生しませんでした。(例:弱保ダイアタック→輝石ダイスチル→珠ダイロック→弱保ダイアタック→… というような環境トップメタの三すくみ以上が発生すると、メタゲームとしては面白い形になるのが定石となります)
(余談:メタゲームそれ自体の面白さについての解説は次の記事で確認してもらうのがいいと思います→ 【サンムーン(?)】メタゲームからみる、最強タケシ決定戦 | APPDATE (app-date.net))
閑話休題。したがって、事前考察時に強いと思っていた型を2つ用意し、立ち回りそのものから三すくみを立てて環境予想を行った。
参加人数がそこそこいるだろうと予想して、レート1500台では再戦を想定しないという形で立ち回りから考慮し、進化の輝石持ちBS振りと命の珠AS振りの個体で、初手の動きがBSダイスチル→BSダイロック→ASダイロック→BSダイスチル→…という動きが三竦みになると予想した。基本的にアノプス同士が殴り合った場合、4ターン以内に決着がつくパターンが多いはずと考えて、相手もこちらも初手ダイマの動きを固定して考察を進めた。
それらに対して勝てるように、しおみず媒介のダイストリーム→メテオビーム媒介のダイロックの行動をするBCS振りのアノプスと、ABSをギリギリまで調整した陽気BSベースのアノプスと2つのパターンを用意し、ネットでいつも仲良くしていただいている友人たちにどちらが強そうか判断してもらい、後者のABS振りを採用することとした。
使用個体
陽気A68 B188 S252 すいすいアノプス
(Sはミラー意識の最速、陽気珠アノプスのダイロック確定耐え、余りA)
初手ダイロックで珠ASを倒し、苦手なBS振りにもダメージ量を少しでも稼ぐためにAに振った形である。
相手の型がどのようなものでも、こちらは初手ダイロックを選択することを一貫した(再戦時にはその限りではない)。
技はダイロック+襷破壊用のロクブラ、ダイスチル用のメタルクロ―、先制技のアクジェ、ダイスチルを積まれすぎたり鉄壁への対策として剣舞を仕込んだ。
ちょうど今夏から、トリプルフリーに潜るためにアノプスを6世代で孵化していたため、すいすい♀個体もちょうど手に入っており、せっかくだからとかわいさコンテストのリボンをつけてきた。NNはABS振りかBCS振りか悩んでいた際のNN案をそのまま採用した。
大会全体を通した反省会
結論から述べる。今回の考察では負け越してしまった。7勝13敗でフィニッシュ。
良かった点
・考察を他人に相談した。 …パーティ構成のように各人の好みが分かれて結論が出ないものと違い、1on1は考察の塊であり結論がある程度共有できるものである。つまり、誰かと共同考察するということは強い型を作るということに他ならない。
・対戦相手のメモをとった。 …再戦なども考えられるため、型を3時間の間でも良いから覚えておく行為は勝ちに繋がる行為である。
・対戦が楽しかった。 …アノプスは大好きなポケモンの進化前であり、結構好きなポケモンである。それを20戦も使えたことはとても有意義な時間だった。また、一方的に知っている人や、以前自分の仲間大会に出ている方との対戦もランダムマッチならではの要素で盛り上がった。
悪かった点
・個体確認を怠った。 …最大の敗因、かもしれない。努力値は間違っていなかったが、ミントで性格を変えるのを忘れていたので考察通り動けないことがまったくもって無駄になった。仲間大会はレートと違い、途中で個体変更ができないので気を付けよう。(n敗)
・考察を一部忘れていた。 …相手が初手ダイウォールなら、などのパターンも想定していたことを忘れていた。考察ノートやメモはとっておこう。
大会におけるデータなど
この項目はデータ置き場であるため、最後に設けた。
データに関する所感を残すことで、今後の仲間大会への考察の一助になるかもしれない。
★対戦した♂♀比率 3:7 …冠雪原において出現する化石ポケモンの♂♀比率は1:1である。孵化は7:1となるため、♀にメロメロされることを嫌った人が多いのだろうが、野生証をつけれること+♀が手に入りやすいことも後押しする要因であろう。なお、私も♀個体を使用したため、初手メロメロを相手にされることは一度も無かった。
★相手の先制率 準速よりも 速い:同速:遅い=3:3:4
…意地っ張り珠ダイロックがかなり強力だったため、準速ASのアノプスをメタる形で初手輝石ダイスチルや、防御振りの切り返しの弱点保険ダイアタック→ダイロックなどが環境を見ている限り強かったように感じる。
特殊型はおそらく20人中2人と対戦したため、仲間大会特有のお祭り感も出ていたように感じる。
また、ダイマックスせずに初手最速みがわりを2回貼ったり、準則で襷岩石封じを採用した人も見られた。
最後に、今大会用に描いた、ももいろポロックを食べたいコンビをサムネ用に置いておく。
自分用の日記帳
8月頃に行った彩王杯という種族統一マルチの大会でも、相手をかなりメタっておきながら、相手の風船持ちを見逃すなど決定的なミスを行ってしまった。今回の性格補正ミスと同様、よく見ていれば気づいたはずであろう類のミスである。
ランクバトルだと何度でも挑戦できるため、後から個体変更などいくらでも手を変え品を変えることができるのだが、仲間大会や一度きりのメタゲームではそういった集中力散漫な姿勢だと、勝ち負け以前に最後まで気持ちよく楽しめないのである。むかしエビを通じて今回記事化することで、自身の戒めを促すものだと未来の自分に釘を刺す記事にしておく。
また、今回のむかしエビを遊ぶにあたって、比較的新しいアノマロカリスの一般書を読んだ。タミシオカリスなどの種類、アノマロカリスはやはり脚が生えている底生ではなく遊泳種っぽいことなどを勉強できたのが非常に良かった。この書物から、アノマロカリスにも頭が固い装甲に覆われた子(詳しくはフルディアで検索!)がおり更に後世でも進化していることを改めて学び取り、そこから今環境にB振り輝石のアノプスが多いと予想できたのは大きな発見である。ここまで読んでくれた読者諸君にはこのようにポケモン以外の物事からポケモンに還元できる物事があることを祈ります。
今日からこれを読んで勉強します。
— モヴ@ (@XXXrhsx) 2021年7月24日
専門書っぽい本ならば、たぶん強いアノプスの育成方法かそのヒントが載ってるはず。
#むかしエビVGC2021 pic.twitter.com/9Ft4bprFKT