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アーマルドは パワージェムを つかった!

化石ポケモンにパワージェム下さい。モブ(@XXXrhsx)の雑記になってます。

メタありの種族統一大会に参加してきたことのメモ【ウオノラゴン統一】

はじめに

サクサクいかない 第一回種族統一大会 (shinobi.jp)

↑6月末にこちらの大会に参加してきました。

 主催のアットさんは毎回釣り限定や世代限定の種族統一大会を開いて、環境自体にメタを張ってもらったりする種族統一大会を開いているエルレイド統一の重鎮さんです。タイプ統一にも詳しいのでぜひみんなチェックしてくれよな(露骨な宣伝)

 

例のごとく一項目ごとが長いので目次を使ってください。

イチバン主張したいのは最後です。

 

大会について

 今回の大会は出場ポケモンへの制限なし、道具重複禁止のかなりシンプルなトナメ方式の大会です。大会当日のボックスに20匹近くいたのでメタ張り個体を作りやすかったことと、ここ最近種族統一でガラル化石を使っていなかったこと、個人的にランクマでも特殊ルールでも運用に苦手意識を抱いておりそれを払拭したかったこと、以上3点の個人的理由でウオノラゴン統一を大会で採用しました。



大会の様子

詳しくはアーカイブをどうぞ。

https://youtu.be/NwEGe6tJ-tQ
 その日は仲間大会が開催されていたりしたせいで、対戦参加者は僕含めて3人でした。大会形式も総当たり戦になりました。やはり参加者としては前日とかにもっとガンガンRTすればよかったのかなぁ…

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各統一に施したメタとその意識

結果とかターン毎解説が主題ではないので、興味ない方は飛ばすべき部分です。

 ・vsジラーチ統一

事前考察

ウオノラゴンの初手はスカーフであることを強く意識すると思い、ジラーチ側の襷CSやスカーフを意識した、HD襷のじならし採用個体を初手に置いた。

残りは雑にダイマ適性のあるダイウォール持ちこらカム(意地AS)、スイーパー役のスカーフ(陽気AS)を置いて選出とした。

実際のターン立ち回り

1ターン目:相手は思念の頭突きだったためスカーフっぽさそう。怯まずにじならしで攻撃。

2、3ターン目:こちらの1匹目が倒されたのでスカーフを出して攻撃した。残り2vs2でウオノラゴンはスカーフ型が場に出ている。

4ターン目:2体目のジラーチが流星群媒介のダイドラグーンをすると予想し、一発は耐えるためダイマを使用。相手は素のムンフォであった(お互いがお互いを倒せない)
5ターン目:ムンフォは確定耐えするらしいことがわかったのでスカーフ→カムラへ交代。無事起動。

6~8ターン目:ジラーチ側は雨ターン枯らすためのこらえる(弱保あたりか)、こちらもこらえて殴ったりして2体目のジラーチを突破する。

9ターン目だったかのそれ以降:3体目のジラーチが登場、相手がダイスチルを持っておらず、B上げは行われないままカムラとスカーフで上をとって無事勝利。

 

・vsエルレイド統一

事前考察

エルレイド側の主力になる戦術は電磁波+ビルドレになることを警戒し、ダイジェット+ドレインキッスは考察外とした。

選出は電磁波を受ける目的の初手HC脱出パック、裏にASスカーフとASすなかき鉢巻を入れた。

実際のターン立ち回り

1、2ターン目:1体目のエルレイドはリフレクター、こちらは流星群で退く。 スカーフを裏から降臨させて1体目のエルレイド突破。

3~5ターン目:2体目のエルレイド(リフレクター込み)とスカーフウオノラゴンの体面。ビルド+オボン、ダイマックスのダイサイコ+ナックルで核になるスカーフ型が処理される。

6、7ターン目:ビルドを積んだエルレイドと鉢巻ウオノラゴン対面。ダイサイコをダイマックスで受けてなんとか生き残る。返しのダイロックでS逆転、ダイドラグーンで処理する。

8ターン目:3体目のエルレイドと鉢巻ウオノラゴンの対面。ウオノラは壁を枯らしたりインファで落ちないようにウォールを選択するが仇となり剣舞される。粘土持ちの壁だったためここで壁終了。

9ターン目:かげうちを撃たれるが耐えて、鉢巻エラがみでフィニッシュ。詳しいダメ計などは忘れたが、Aにかなり振っているエルレイドならばかげうちで高乱数で倒れていたため、運が良かったかもしれない。

 

ウオノラゴンの強かった点

 山葵みたいな名前の人がよく触れているウオノラゴン統一の運用方法、「エラがみが決まれば強い」という言葉に従いました。

 至って作戦はシンプル。ランクマだとよく行われている、追い風自主退場や砂撒きを他のポケモンではなくこの子たちですればいいというだけです。

 今まで、エラがみに頼らないようにエラがみ禁止ウオノラゴン統一で遊んだり、逆に一番警戒されるスカーフエラがみを初手からぶつけてしまったり、負け筋を自分から作ることが多かったので、ウオノラゴン自体は苦手でした。しかし今回は、エラがみの性質上雑にダイマを使い潰していい(具体的に、相手のダイマターンを無駄にさせる防御的使い方をするのがいい)ことを念頭に置いてメタ張りや立ち回りを掴むことができたので、今後も機会があれば彼らを使い倒したいと思いました。

(もちろんエラがみが相手に通るというマッチング良好もあったわけですが、そもそもポケモンというゲームの性質上、水や悪技は基本的に通りがいいのでそこは運勝ちじゃないし許して)

 

メタゲームはいいぞという主張

 この記事の一番の見どころさんです。

 結局のところ、我々はランダムマッチだと「あー、今回はあの子連れてきてないから無理」みたいなマッチングが起こるわけです。基本的に不利はひっくり返しづらい。これが仲間大会のようなレートシステムならばなおさらです。ある程度以上に強いポケモン×運のいいマッチング=勝ち、という「別にこうやって勝ち進むだけならばランクマや公式大会でも同じじゃん」という話になってしまいがちです。

 でもメタありだと、ひっくり返せるレベルのマッチングであればメタ張りと立ち回りの噛み合い方次第でなんとかなるので、ヤバい相手に当たってもまだ抗えるのです。例えば、アオガラスとセレビィが対面して、基本的にはセレビィのほうが硬いためダメージレースに勝ちやすく、壁+弱保発動などで崩壊しかねませんが、メタが事前にありならばスカーフとんぼなどで崩す速度を高めたり、更に掘り下げて初手みがわり悪だくみやするどいツメなど採用したりといくらでも対抗手段があるわけです。

 

 少し話が逸れますが、皆さんはポケモン実況者大会の動画を見たことがあるでしょうか?僕もいくつも好きな動画はありますが、やはり大会企画といえば相手の使うパーティが割れている中、メタ張りのための変なポケモンや見せポケ、自由枠からの刺客など盛り上がる要素があるのが見どころですね。この盛り上がる要素というのはメタゲームで勝つための要素に他なりません。
 つまり、メタゲームというのはランダムマッチと違い、「プレイヤーの事前情報や読み合い/立ち回り腕前」が試されており、簡単に言えば「プレイヤーが強いかどうか」に重心が置かれるわけです。ランダムマッチは「選んだポケモンがある程度強いか」と「パーティの構築力」に「選出と立ち回り」「マッチング運」を掛け算するのですが、これは腕前と運が絡み合わなければならないのです。その点メタゲームはマッチング運は変えられませんが、あらかじめ相手がわかっている関係上、構築力の補強を後から行えるのでどうしようもないほどの運負けをしていなければプレイヤー次第で勝てる、と言えば更に説得力が増すでしょう。

 

 事前に調べて、対策を練られた上からその対策をひっくり返す、あるいはそんな小細工なしに叩き潰してメタ張り読みメタ張りを引っ張り倒す、そんなじゃんけん要素や、限られた時間で準備を行うひりついた空気感… 7世代、リピボ級がない時代から種族統一に触れ、主戦場が有志の方が主催する大会やフレ戦だった(公式大会はあくまでオマケ、別環境)、そんな懐古厨じみた私には久しぶりの空気でたまらなかったです。

 別に種族統一大会じゃなくていいので、さらに言えば大会なんて形式じゃなくていいので、時間内なら気軽に参加できる仲間大会ばかりやるのではなく、本気で自分のプレイヤースキルを見て見ませんか?メタありの通信対戦申し込みや、8月の種族統一マルチなど、一回の試合ごとに考察して対戦したい!なんて人も少しずつ増えることを切に望みます。